生物分類 Kingdom 界 Phylum 門 Subphylum 亜門 セキツイ動物 Class 綱 哺乳綱 Order 目 Family 科 Genus 属 Species 種 35億年前 最古の生物の化石(細菌) オーストラリアのピルバラ(チャート) 21億年前 最古の真核生物(単細胞)の化石(グリパニア) [動物](動物界:Kingdom animalia) ・セキツイ動物と無セキツイ動物に分けられる(背骨の有無):リンネによる分類 ・日常用語の"動物"とは異なり、昆虫、イカ、クラゲ、ヒトデ、ミミズ等も動物 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ [脊椎動物](セキツイ動物亜門Subphylum Vertebrata, Vertebrates) カンブリア期(5.42億年前-0.54億年前)に出現 脊椎 頭蓋骨 背骨に支えられた内骨格 魚類→両生類→爬虫類→恐竜 →鳥類 →哺乳類 ----------------------------- ●[魚類](硬骨魚綱&軟骨魚綱Class Osteichthyes & Class Chondrichthyes) jawless →chondrithyans →swim bladder →lung ・子育てをしない→たくさんの卵を産卵 ・えら呼吸(ドジョウは腸呼吸) ----------------------------- ●[両生類](両生綱Class Amphibia) ・魚類から進化 ★肺を獲得した ・肺呼吸 + 皮膚呼吸 オタマジャクシ:えら呼吸、肺呼吸 ・変態するものが多い(水生から陸生に適応するため) ・皮膚: ウロコがない(皮膚呼吸するため) 湿ってヌルメルししている(皮膚呼吸するため) 柔らかく滑らかな肌 ・生息は、陸、水辺、一生水中とさまざま 皮膚が乾燥すると皮膚呼吸ができないため、水辺に生息するものが多い ・ツメはない ・体のサイズが比較的小さい ・夜行性のものが多い ・皮膚に毒線を持つものが多い ・変温動物→冬眠するものもいる ・水に大量の卵(spawn)を産む、殻のない卵(寒天質) 胎生のものもいる ・絶滅に瀕している種が多い ①[アシナシイモリ]Blind worms(Caecilians) 熱帯に生息 ②[イモリ][サンショウウオ]Newts and salamanders 派手な色彩が多い [アカハライモリ](井守): 腹が赤い、皮膚が湿っている サンショウウオの一種は一生水の中で生活し、肺がない [オオサンショウウオ] 世界最大の両生類(全長1.5m) 岐阜県より西の本州、四国、九州に生息 特別天然記念物 [アホロートル]axolotls(ウーパールーパー) 生涯水生 ③[カエル]Frogs and toads 尾がない 強い後ろ足 子育てをするカエルもいる ----------------------------- ●[爬虫類](爬虫綱Class Reptilia) ・amnioteから進化 ・肺呼吸 ※turtlesは皮膚呼吸もできる ・ウロコscaleを持つ ○水分蒸発を防ぐ→乾燥地帯へ進出 ×皮膚呼吸はできない →鳥類ではウロコが羽毛featherに進化 ★ツメを獲得した →ヘビは爪を失った ・腹ばいの歩行(側面に突き出た足) ・温かい地域に生息していることが多い ・動きが遅い ・肉食(totoirsesをのぞく) ・大部分は紙状、または皮状の卵(堅い殻の卵を産むものもある) ※ワニの殻は硬い ※胎生の爬虫類もいる(slowworm、カメレオンの一種) ・子育てをしない(カメ、トカゲ) ※crocodilesや一部のヘビは子育てをする サブカテゴリー Lepidosaurs Tuatarasムカシトカゲ Squamates Turtlesカメ Arhchosaurs Chrocodiliansワニ Pterosaurs翼竜類 →絶滅 Dinosaurs恐竜 Ornithischians鳥盤目 →絶滅 Sauropods竜脚類 →絶滅 Theropods獣脚類 birds鳥類 [ワニ] 巣作り、子育てをする 堅い [crocodiles]:長い口先,口を閉じても一部の下の歯が見える [alligators]:短くて丸い口先,口を閉じたときに下の歯が見えない [トカゲ]lizards ヤモリ(家守)gekko--腹が赤くない、皮膚が湿っていない、トカゲの一種 カメレオン(爬虫綱/有鱗目/トカゲ亜目/イグアナ上科/カメレオン科の生物) [ヘビ]snakes [カメ]tortoises(陸生,草食), turtles(海生) 歯がないが、角状の鋭いアゴをもつ [ムカシトカゲ]tuatara 恐竜時代からの生き残り ----------------------------- ●[恐竜]dinosaurs [竜盤目]Saurischia 獣脚類Theropods("ther-":beast) 竜脚類Sauropods [鳥盤目]Ornithischia 四足歩行の草食動物 ステゴザウルス,トリケラトプス,イグアノドン ・amnioteから進化 ・ジュラ紀、白亜紀の陸上の支配的動物(2.15億年前-0.65億年前) ★爬虫類の一種 ワニと鳥類の間(ワニも鳥類も子育てをする) ・ツメを持つ ・中空の骨 ・社会的グループをつくっていた ・6500万年前(白亜紀の終わり)に絶滅 ----------------------------- ●[鳥類](鳥綱Class Aves) ・amnioteからから進化 ★恐竜(獣脚類Theropods)の一種 ★爬虫類の一種 ★羽毛featherを持つ(ウロコscalesが進化したもの) ①温かい ②飛べる ③流線型をつくる ・恒温動物warm-blooded animals ・theropodsの一種(ティラノサウルスや始祖鳥Archaeoptryxの仲間) 始祖鳥1億4500万年前 ・中空の骨 ・ツメを持つ ・歯がない、手の爪がない ・たくさん食べる(飛ぶのにエネルギーを使う) ・高い視力、聴力 ・低い嗅覚 ・生殖 卵生(陸上に、堅い殻を持つ卵を産む) 営巣し子育てをする →メスは地味な色彩 →1回で産む子が少ない ・[始祖鳥]Archaeoptryx 1億5千万万年前 歯がある 羽毛がある 翼がある 長い尾がある 前肢に爪がある ----------------------------- ●[哺乳類](哺乳綱Class Mammalia) ★乳腺、体毛fur ★ツメを持つ ・子育てをする→1回で産む子が少ない ・爬虫類から進化(2.2億年前、恐竜とほぼ同じころ) ・6500万年前から拡散 ・胎生viviparous(卵をお腹のなかで孵化させてから出産) 例外:カモノハシ、ハリモグラ ・恒温動物 ・体毛 ・頭がよい ----------------------------- [変温動物]cold-blooded,poikilothermy :環境から熱をもらう(太陽) ・食料が少なくてよい(冷房も暖房もない) ・日光を吸収するために、暗い体色 ・環境から熱をもらうために体毛がない ・isozyme ・毛(体毛・羽毛)を持つ ・鳥類と哺乳類以外の動物すべて [恒温動物]homoiothermy :自分で食料から熱をつくる(代謝熱) ・熱を外に逃がさないように、体毛が発達している ・たくさんの食料を必要とする(変温動物の10倍) ----------------------------- 魚類→両生類 ・エラ→皮膚・肺 両生類→爬虫類 ・水辺から陸 ・皮膚呼吸→肺 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ [無セキツイ動物] ・[きょく皮動物] Echinodermata(Starfishes and their relatives ) ヒトデ、ウニ ・[節足動物]Arthropods 甲殻類(カニ、エビ、ミジンコwater flea)、昆虫類(昆虫綱)、多足類(ムカデ、ヤスデ)、クモ ・[軟体動物]Molluscs イカ、タコ、貝、カタツムリ、ナメクジ ・[環形動物] Annelida(Segmented worms) ミミズ、 ・[線虫類] Nematoda(Roundworms) 回虫 ・[扁形動物] Platyhelminthes(Flatworms and flukes) プラナリア、ウズムシ ・[刺胞動物] Cnidaria(Jellyfishes and their relatives) クラゲ、イソギンチャク、サンゴ ・[カイメン] Porifera(Sponges) ------------------------------------------------------------------------- ●[昆虫類](節足動物門 六脚上綱 昆虫綱) ①からだが、頭・胸・腹の3つに別れる ②3対(6本)の脚がすべて胸から生えている(例外なし) ※頭部の脚は触角や大あごに進化し、腹部の脚は退化した ③2対(4枚)の翅(はね)が胸から生えている 一部のカワゲラやアリのように、翅の退化したものもある 100万種以上(生物の約6割) 日本には約3万種 海中には昆虫はいない(海表面にはウミアメンボがいる) [胸] : [前胸],[中胸],[後胸]の3つの部分に分かれている →各胸部から1対ずつ脚が出ている →中胸,後胸から翅が1対ずつ出ている ------------- [触角]: 触覚と嗅覚をになう(脚が進化したもの) 頭部についていた脚が進化したもの ※昆虫以外にも触角をもつものはあるがクモには触角がない ------------- [気門]またはえら(直腸鰓、血管鰓、気管鰓)で呼吸をする(口は食事用、気門は呼吸用) 酸素の循環 ヒト:口→肺→血液→体中の細胞 昆虫:気門→気管→毛細気管→体中の細胞 ※ミミズは皮膚呼吸 ------------- [外骨格](プラモデル) :節足動物の特徴 ⇔[内骨格](かかし) →体を大きくするためには、外の殻を脱ぎ捨てるしかない →★昆虫は必ず脱皮する ------------------------------------------------------------------------- [完全変態] 卵→幼虫→サナギ→成虫 [羽化]:サナギ→成虫(翅が大きく発達する脱皮) 幼虫と成虫で食べる餌がちがう ex. ヘビトンボ目 アミメカゲロウ目 コウチュウ目 (カブトムシ、クワガタムシ、テントウムシ、ゾウムシ、ゲンゴロウ、ハンミョウ、オサムシ、ミズスマシ、コガネムシ、タマムシ、コメツキムシ、ホタル、カミキリムシ、ゾウムシ、ハムシ) ノミ目 ハエ目(カ) チョウ・ガ目 トビケラ目 ハチ目(アリ) ------------- [不完全変態] 卵→幼虫→成虫 [羽化]:最後の脱皮(翅が大きく発達する脱皮) 幼虫のころから翅や産卵管になる部分がみられる ex. トンボ目 カゲロウ目 カワゲラ目 ハサミムシ目 バッタ目(キリギリス、コオロギ、マツムシ、スズムシ、バッタ、イナゴ) ナナフシ目 シロアリモドキ目 ゴキブリ目 シロアリ目 カマキリ目 チャタテムシ目 シラミムシ目 カメムシ目 :不完全変態をする最大のグループ ------------------------------------------------------------------------- 昆虫の種類 ①コウチュウ(甲虫)目 →完全変態 カブトムシ、ハネカクシ、ハネムシ ②チョウ・ガ目 →完全変態 ③ハエ目 →完全変態 ④ハチ目 →完全変態 ↑昆虫の8割 ----------------------- ⑤カメムシ目 →不完全変態 ⑥バッタ目 →不完全変態 ⑦トビケラ目 → ⑧チャタテムシ目 ------------------------------------------------------------------------- [完全変態] ヘビトンボ目------------- アミメカゲロウ目------------- コウチュウ目(ゾウムシ、ゲンゴロウ)------------- [カブトムシ] [テントウムシ] 幼虫も成虫もアブラムシなどを食べるものが多い 脚の関節から臭い液体を出す 成虫で越冬 [タマムシ] ノミ目------------- ハエ目(カ) ------------- チョウ・ガ目------------- [モンシロチョウ] 縦長の小さな卵(1mm)をキャベツの葉など(アブラナ科の植物)に産む 卵から孵化すると、卵の殻を食べる 5回目の脱皮でサナギになる (モンシロチョウは豪快(5回)に脱皮する) 秋にはサナギになって越冬する トビケラ目------------- ハチ目(アリ)------------- [ハチ](完全変態) 巣の中でサナギになる ------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------- [不完全変態] ------------- トンボ目 [トンボ](不完全変態) 翅のある昆虫としては、カゲロウについで起源が古い 短い触角 するどい顎 ほかの昆虫を食べる肉食 幼虫:ヤゴ 水中に住み、エラ呼吸をする ほかの昆虫を食べる肉食 さなぎにならない 終齢になると幼虫にも翅になる部分(翅芽)が目立ってくる ------------- カゲロウ目 [カゲロウ](不完全変態) 翅のある昆虫でもっとも起源が古い 口はない(退化している) 幼虫: 水中に住み、エラ呼吸をする 藻類や小さな虫を食べる 成虫になるまで1年~数年かかる(数十回脱皮) ------------- [カワゲラ目] ------------- [ハサミムシ目] ------------- [バッタ目] [イナゴ] 太くて短い触角 稲をかじる害虫 土の中に産卵された卵は、稲が成長するころに孵化 [キリギリス](不完全変態) 長い触角 メスには長い産卵管(土中に、泡につつんで産卵) 肉食で、ほかの昆虫を食べる [コオロギ] 前足の真ん中あたりに鼓膜がある 雑食で植物の葉や実、昆虫の死体などを食べる [スズムシ] [バッタ] 太くて短い触角 成虫によく似た幼虫 幼虫にも翅になる部分(翅芽)がみられる 前ばねと後ろあしをこすって単調な音を出す 腹部に鼓膜 メスには短い産卵管 幼虫も植物も植物を食べる [マツムシ] ------------- [ナナフシ目] [ナナフシ] ほとんどが翅をもたない 樹上生活 ほとんどが夜行性 成虫も幼虫も植物の葉を食べる ------------- [シロアリモドキ目] ------------- [ゴキブリ目] ------------- [シロアリ目] ------------- [カマキリ目] ------------- [チャタテムシ目] ------------- [シラミムシ目] ------------- [カメムシ目] [アブラムシ]greenfly 植物につく [アメンボ] [オサムシ] [カイガラムシ] [カナブン] [カミキリムシ] [カメムシ] くさい臭いを出す [クワガタムシ] [ゲンゴロウ] [コガネムシ] [シラミ] =ナンキンムシ [セミ] 樹木につく 大声で鳴くのはオス [タイコウチ] [タガメ] 田んぼに生息 オタマジャクシ、カエル、魚を食べる 冬の間は落ち葉の下などで休眠 [ホタル] [ヨコバイ] ------------------------------------------------------------------------- 越冬の仕方 カラスアゲハ:サナギで越冬 ウスバシロチョウ:卵で越冬 ウスバキチョウ:卵で一冬、サナギで一冬 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ サイトソル(解糖系、嫌気性) グルコース → 2×ピルビン酸 + 2×ATP + 2×NADH + 2×H2O ミトコンドリア(好気呼吸) ピルビン酸 + H2O → ATP + 3×CO2 原始生物:酸素を使わない嫌気呼吸 ミトコンドリアを持つことで、酸素を使って効率よくエネルギーを得る好気呼吸を行なうようになった ----------------------------- 白鳥 冬になるとシベリアから渡ってくる ツバメ(燕) 冬が近づくと南国へ飛んで行く(台湾、中国、フィリピン、インドネシア) ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 化石 ●古生代 カンブリア紀、オルドビス紀、①大量絶滅、シルル紀、デボン紀、②大量絶滅、石炭紀、ペルム紀(二畳紀)、③大量絶滅 三葉虫(シルル紀) 直角貝(デボン紀) ウミユリ(石炭紀) フズリナ(石炭紀) ●中生代 トリアス紀(三畳紀)、④大量絶滅、ジュラ紀、白亜紀、⑤大量絶滅(6500万年前) 恐竜 始祖鳥(ジュラ紀) アンモナイト(ジュラ紀、白亜紀9 ●新生代 ビカリヤ ナウマンゾウ ※「牙がまっすぐなのがナウマンゾウ」という覚え方が有名ですが、これはウソ。マンモスにくらべると湾曲が小さいのですが、ナウマンゾウの牙も湾曲しています。 マンモス ------------------------------------------------------------------------- [ancestral trait] [derived trait] [相同器官]homologous organ コウモリの羽 イルカのひれ 人間の腕