[月]
・表面温度
昼110℃
夜-150℃
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[月と太陽の大きさの比較]
直径
・月:3,500km (r=1738km)
・太陽:139万2000km
→大きさは398倍 
※地球:地球:12,800km (月の3.6倍) アリスタルカスが240BCに計測

地球との距離
・月:38万4400km  
・太陽:1億5000万km (12月:遠、6月:近)
→距離も390倍
→見かけの大きさは太陽も月も同じ!
(太陽も月も視直径=0.5度)

※月の直径/地球との距離=1/110
→月と太陽は見かけの大きさが同じ
→太陽の直径/地球との距離=1/110

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[月の陸]:やや明るい部分を陸
クレーターが多い(古い)

[月の海]:暗い平らな部分 
クレーターが少ない(新しい)
40億年前~30億年前の火山活動で噴出した溶岩が、高温で粘性が低く、流れ出して平原になった。(月のきほんp116)
粘性の低い玄武岩(黒くて光の反射率も低い)

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[月の動き]
・①[月の出]・[月の入]は、月の中心が地平線上にかかる時間
※日の出/日の入りは太陽上端が地平線に接したとき(上端基準)

・②東から昇り、南の空をとおり、西の空に沈む(太陽と同じ)
(太陽、月の日周運動は地球の自転によって生じる見かけの動き)

・③月の出、月の入は毎日平均50分ずつ遅れる
月が地球のまわりをゆっくりまわっているから
毎日13.187度ずれる

・④月は地球の周りをゆっくり回っている(360÷30=12度/日)

・⑤公転・自転周期
自転:反時計回り 27.3日/1周=13.2度/日 公転周期と同じ
公転(地球の周り):反時計回り 1周/27.3日=13.2度/日
約1週間で90度、約4週間で360度
新月→新月の周期:29.5日(地球の公転があるから)
新月→新月にx日かかるとする
360 + 0.99x = 13.2x
 x = 29.5日

・⑥月の形はなぜ変わるのか?
毎日形がすこしずつ変化する
月が地球の周りを回っているから。

光っているのは太陽の側

・⑦三日月は夕方太陽と同じ方角に出てきて、太陽を追いかけるように沈む
・⑧満月は日没と同時に出る(太陽と交代する)。夕方東から出てきて、夜12時ごろに南中し、明け方西に沈む
→満月の場合、太陽は地球を挟んで反対側

・白道(月の軌道面()と黄道面は近い(5度傾いている)
・月齢 = ほぼ旧暦の日付

[月の見え方]
①月に光が当たっているところ
②月の地球を向いている側
→①と②の両方の条件をみたてしているところが地球から見える
新月が見えないのは、月の裏側にだけ光があたっているから
三日月は夕方太陽と同じ方向に見えるがしばらくで沈む

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※新月~満月(太陰暦の1日から15日)は、日が沈むといつでも月が見える

●新月(見えない)=朔
旧暦の1日(ついたち=つきだち)、晦日の翌日
月の出:日の出頃(6:00)
太陽と月の角度:0度(地球・月・太陽が1直線に並ぶ)
太陽の光のせいで見ることができない

●三日月
月齢:3日
夕方西の空に見え、太陽を追いかけるように沈む
太陽と月の角度:小さい

●上弦の月=上の弓張り=七日月
月齢:7.4
月の出:正午ごろ(12:00)
南中:日没頃
月の入:24:00
太陽と月の角度:90度
上旬に出る弦月="上弦"
12時前に見える半月は上弦の月
下弦の月よりも明るく見える(地形の違い)

●十三夜月
旧暦9月13日に祝う(後(のち)の月=栗名月=豆名月)
大豆、栗、団子、柿などを供える
片月見:中秋の名月だけを祝うこと

●満月=望(もち)=芋名月(いもめいげつ)=十五夜
月齢:15
月の出:日の入りと同じころ(18:00)
昔の15日→15夜お月さま
太陽と月の角度:180度
→日没と同時に東の空にでる(太陽と交代)
→太陽と真逆の方角に見える(夕刻に東、夜明けに西)
旧暦の8月15日=中秋
綱引きの行事(九州・沖縄)
他人の畑の作物を盗んでもよい


●十六夜(いざよい)の月
いざよう:ためらう
日没後、間もなくから2時間くらいの間に東の空から昇ってくる

●下弦の月=下の弓張り=二十三日月
下旬に出る弦月="下弦"
太陽と月の角度:270度
夜半に東から昇り、明け方に南中、昼頃西に沈む
12時以降に見える半月は下弦の月

●三十日月=晦(つごもり)(見えない)
旧暦の30日に出る月
太陽と月の角度:ほぼ0度

16日月=いざよい月
17日月=立待月
18日月=居待月
19日月=寝待月
20日月=更待月(ふけまち)=夜が更けてから出る
23日月=下弦月
30日月=つごもり月

16日以降の月=有明月